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巡回健診スタッフインタビュー

INTERVIEW

巡回健診スタッフ
椿 まやさん

INTERVIEW

巡回健診スタッフ マネージャー 椿 まやさん インタビュー写真

インタビュー

巡回健診スタッフ
マネージャー

椿 まや

この仕事を知ったとき、率直にどんな印象を持ちましたか。

最初に思ったのは、「こんな仕事があったんだ」という驚きでした。健診の仕事自体が、あまり表に出ていない仕事だと感じていて、いわゆる主流というよりは、人づての紹介で入る人が多い仕事なのかな、という印象を持ちました。
非常勤という働き方についても、「毎月この曜日に必ずある」という固定的なものではなく、日によって現場が違い、毎日同じ場所に出勤して終わったら会社に戻る、という働き方とはまったく違う世界だと感じました。時間帯も現場もバラバラで、直接現場に向かう働き方があることに、最初は新鮮さを覚えました。
また、健診スタッフは全員が有資格者だと思っていたので、自分のようなノーライセンスの人間が関われる仕事だとは思っていませんでした。正直なところ、「自分には無理だろうな」という気持ちもありましたが、それも含めて、まずは「知らない仕事」という印象が一番強かったと思います。

入職前に、不安に感じていた点はありましたか。

私の場合、不安は非常勤のときと、社員になったときで少し性質が違いました。非常勤のときは、いきなり現場に呼ばれて、その日の朝に業務内容を伝えられることもあり、「本当にちゃんとできるのかな」という不安が大きかったです。ただ、実際にやってみると、「できた」「意外とできるんだ」という感覚が少しずつ積み重なっていき、それが続けられた理由でもありました。
一方で、社員になってからの不安は、業務そのものよりも、現場全体を見て動かしていく立場になることへの不安でした。決められた作業をこなすだけでなく、全体のバランスを取りながら現場を回していく。その役割を自分が担えるのか、という点が一番の不安でした。
もともと前に立って引っ張るタイプではなく、どちらかというと支える側に回ることが多かったので、指示を出すことや判断をすることに対して、戸惑いがあったのは正直なところです。

巡回健診スタッフインタビュー写真

実際に働いてみて、ギャップに感じたことは何でしたか。

医療の仕事ということで、最初は「静かで、きれいで、どこか神聖な場所」というイメージを持っていました。ところが実際に現場に入ってみると、一番のギャップは「意外と体育会系だった」という点です。
動きはとにかく早く、現場全体がテンポよく進んでいきます。いわゆる「白衣の天使」というイメージとは違い、皆さんとてもテキパキしていて、スピード感があります。外から見て想像していた医療の世界と、実際に現場で動いている人たちの雰囲気や空気感は、良い意味で大きく違っていました
ただ、決してピリピリした怖さがあるわけではなく、「今日のメンバーでこの現場をやり切ろう」というチーム感が強いのも特徴だと思います。時間が経つにつれて、「個人で競う仕事ではなく、チームで現場を回す仕事なんだな」と実感するようになりました。

チームを束ねる立場になってから感じたギャップはありますか。

少し言い方が難しいのですが、マネージャーによって現場の空気が本当に変わる、ということは、想像していた以上に強く感じました。これは自分が非常勤の立場だったときにも感じていましたし、実際に自分がマネージャーとして現場に立ったとき、さらに同僚のマネージャーの現場を見ていても、共通して感じることです。同じ仕事をしているはずなのに、現場の雰囲気は本当にまったく違うんですよね。
その人のマネージャーとしての「らしさ」や空気感が、そのまま現場全体に表れる、という印象があります。ただ、それは決して悪いことではないと思っています。
マネージャーが変わると空気が変わる、ということ自体が問題なのではなく、その違いを理解したうえで動ける人たちがいるからこそ、一つのチームとして成り立っているのだと感じています。
やること自体は大きく変わらないはずなのに、チームのキャプテンが誰になるかで、雰囲気や色は本当に変わる。その違いがあるからこそ、健診先の担当者とも相性が合い、結果として現場がきれいに収まっているのだと思います。

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マネージャーとして、現場を任されていると実感するのはどんなときですか。

社内から「任されている」と感じるよりも、健診先のお客様の担当者からの反応によって実感することのほうが多いです。
例えば、業務そのものとは少し離れた内容について、「ちょっと仕事とは関係ないのですが、こういう場合はどうすればいいですか」「ほかでは、どうされていますか」といった相談を受けたときです。
そうした質問をされるということは、現場自体はすでに問題なく成り立っていて、「現場は任せているから、それ以外の部分についても意見を聞きたい」という段階に来ているのだと感じます。
そのときに、現場の責任者としてきちんと認識されていて、また、その相談に応えられる存在だと思ってもらえているのだな、と実感します。
この現場は、この人に聞けば大丈夫と思ってもらえていると感じる瞬間が、現場を任されていると強く感じるタイミングです。

今日はいい現場だったな、と感じるのはどんなときですか。

想定どおりの時間にスタートできて、予定していた配置で終わること自体は、正直なところ当たり前だと思っています。そのうえで、時間どおり、もしくは時間より少し早く終わり、スタッフ全員が気持ちのいい表情で撤収できたときに、「今日はいい現場だったな」と感じます。
また、健診がすべて終わったあとに、担当者の方から「本当にありがとうございました」「そこまでやってくれたんですね」と声をかけていただけたときには、素直に「やってよかったな」と思います。
事前に担当者と話をして、その意図をくみ取ったうえで現場を組み立てているからこそ、終わったあとに「あの意図を、こちらでちゃんと形にできていたのかな」と振り返ることがあります。
あのとき、こう伝えておいてよかった」「ちゃんと受け取ってもらえてよかったと思えた瞬間が、そのまま達成感につながっているのだと思います。

スタッフとの関係づくりで意識していることはありますか。

健診の現場は年齢層がとても幅広く、ライセンスを持っている方とノーライセンスの人が混在しています。その中で私は、自分がノーライセンスであるという立場を常に意識しています。だからこそ、ライセンスのある方の上に立つことは絶対にしない、と決めています。
分からないことがあれば、知ったかぶりをせずに必ず聞く。それは「社員だから聞かない」ということではなく、「ライセンスとノーライセンスという線をきちんと引いておきたい、という意識からです。ライセンスを持っている方でも、人によってやり方は違いますし、「なぜこのやり方なのか」を聞くことで、その人の考え方や特徴が見えてきます。
また、人間関係の距離感についても、社員と非常勤の線ははっきり分けるようにしています。誰に対しても公平であることを一番大切にしていて、プライベートな付き合いを個別に持たないと決めています。そうした線引きがあるからこそ、現場では安心して一緒に働ける関係が保てていると感じています。

この仕事を続けられている理由は何だと思いますか。

この仕事を続けられている理由として、一番大きいのは、社員にならないかと声をかけてもらったときの言葉だと思います。
声をかけてもらった当初は、「チーフ業務になるのかな」というイメージはあったものの、正直なところ、「何が基本なのか分からない」という不安がありました。その気持ちをそのまま伝えたところ、当時声をかけてくれた上司から、「あなたらしく現場を作ってくれればいい」と言われました。
最初は、「そんなことを言われても」と思いましたが、さらに「何かあったら責任を取るのはこっちだから」「それを分かったうえで声をかけている」と言われて、そんなふうに言ってもらえるんだ、と感じたのを覚えています。
私の場合、非常勤として働いていた期間が長かったので、現場の人たちのことをある程度理解できていました。「こういう人たちなんだな」という人間関係が見えていたことも、大きかったと思います。
業務についても、「習えば覚えられるけれど、最初からできるわけがない」「経験して初めて分かっていくものだから、時間をかけていこう」と言ってもらえたことで、気持ちがとても楽になりました。
最初は見よう見まねの部分も多かったですが、今一緒に働いている社員やスタッフの皆さんが、そういう環境を作ってくれたからこそ、続けてこられたのだと思います。
結局、一番大きいのは人間関係です。人のらしさを大切にしてもらえる環境があり、女性のチーフが多くない世界の中でも、それを評価してもらえているから、今もこの仕事を続けられていると感じています。

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これまでの経験で、今の仕事に活きていることはありますか。

一番大きいのは、これまで積み重ねてきた接客の経験だと思います。ただ、同じ接客でも、クリニックや病院での接客と、健診の現場で求められる接客はまったく違います。
病院に来る方は、痛みや不安を抱えて「助けてほしい」という気持ちで来られますが、健診は予防医療なので、痛くも痒くもない中で、時間を割いて来られる方が多いです。できれば早く終わらせたい、という気持ちの方も少なくありません。
そうした中で、どうやって場の空気を和らげるか、どう現場をスムーズに回すかを考えることには、これまでとは違う難しさがあります。年齢層も幅広く、高齢の方や認知症の方がいらっしゃることもあります。
「この方にはどんな関わり方が合っているのか」「自分の判断は合っているのか」と考えながら現場に立ち、その読みが合ったと感じられたときに、「いい現場だったな」と振り返れる。それが、この仕事ならではのやりがいにつながっていると思います。

毎日違う現場、違う人と働くことについてどう感じていますか。

毎日違う人と働くというのは、接客が好きな人でないとできないことだと思います。人と関わることが苦手だったり、人が嫌いだったりすると、たぶん続けられない仕事だと思います。
私自身、接客が好きな人の中に「人が嫌いな人」はいないと思っていて、毎日同じ人と顔を合わせるよりも、いろいろな人に日々会えることのほうが、自分には合っていると感じています。
久しぶりに会うスタッフと「久しぶりです」と声をかけ合うと、自然と笑顔になりますし、そういう瞬間が私は好きです。
また、毎日違う現場に行くことについても、あまり抵抗はありません。というのも、私は幼少期から習い事でかなり遠方まで通っていて、地元にいる時間よりも、遠くへ通って帰ってくる生活をずっとしてきました。
そのため、どこか遠くに行くことに対する抵抗感がほとんどなく、自分でも「少し麻痺しているのかな」と思うくらいです。知らない土地に行って、「こういう場所なんだな」と周りを見ながら現場に向かうのも、楽しみの一つです。
行動範囲が自然と広がり、どこへ行くことに対してもあまり億劫にならない。そうした点も、この仕事ならではの魅力だと感じています。

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この仕事を通して価値観が変わったことはありますか。

一番大きいのは、「仕事は時給じゃない」と思うようになったことです。お金が大事じゃなくなった、ということではありません。きちんといただいているという前提がある中で、「もう1時間絶対に休みを取らなきゃいけない」「条件がこうじゃないと無理」といった考え方が、自然となくなっていきました。
休みは取らないと体を壊してしまうので、そこは意識して取るようにしています。ただ、休みを最優先にする、という感覚ではなくなってきたのが正直なところです。それよりも、「今、自分に何ができるかなと考えながら行動することが増えました。
休み時間や昼休みであっても、完全に仕事から切り離すというより、「これは今優先したほうがいいな」「これは後回しにしよう」と、先読みしながら考えていることが多いです。
また、この仕事を通して、人や場を見る視点も大きく変わりました。学校健診では、学校ごとにカラーがまったく違うことを強く実感します。企業健診や高齢者施設でも同様で、人の雰囲気や価値観の違いに触れるたび、多くの学びがあります。
そうした積み重ねが、人の見方や自分自身の価値観そのものに影響していると感じています。

この仕事に向いているのはどんな人だと思いますか。

まず一つ目は、仕事とプライベートのオン・オフを切り替えられる人だと思います。現場では、良いことばかりではありません。強い口調で話してくる人や、イライラをぶつけてくる人に対応することもあります。
そうした出来事を引きずってしまうと、次の現場や判断に進めなくなってしまいます。「これは仕方がなかった」「じゃあ次はこうしよう」と考えを切り替えられる人は、この仕事にとても向いていると思います。
もう一つ大切なのは、人の痛みがある程度わかる人です。ここで言う痛みは、身体的な痛みだけではありません。「こうされたら嫌だろうな」「これは不安になるだろうな」と、相手の立場に立って感じ取れる感覚も含まれています。
相手の気持ちを汲み取れなければ、現場全体をうまく組み立てることはできません。これは会場の担当者だけでなく、スタッフや受診者に対しても同じです。
だからこそ、この仕事に向いているのは、人に執着する人ではなく、人に興味を持てる人だと思います。「この人は今、どう感じているのかな」と相手を見ることができる人。
一人で黙々と仕事をしたい人よりも、人と一緒に仕事をすることが好きな人のほうが、健診の仕事には向いていると感じています。

応募を迷っている人へ一言お願いします。

健診の仕事は、現場によって空気が本当に違います。だからこそ、まずはとにかく来てみてほしい、というのが率直な気持ちです。分からないことは分からなくていいと思っています。正直、最初から分かるわけがない仕事です。
この業界をまったく知らない方でも、最低限のルールはありますが、それ以外は現場ごとに本当に違います。決まったパッケージを売っている仕事ではなく、その場その場で組み立てていく仕事なので、「これが正解」というものはありません。
実際に見て、動いて、触っていく中で、少しずつ理解がつながっていく仕事です。医療と聞くと敷居が高く感じるかもしれませんが、専門的な部分はやりながら覚えていけますし、始めはほとんどの人が未経験です。
時間はかかりますが、ゆっくり積み重ねていける仕事です。「一緒にやってみよう」という気持ちで来てもらえたら嬉しいです。

採用までの流れ

ご希望があれば応募前に
現場を見学することも可能です

約半日、現場スタッフが1日の流れや
働き方についてご説明いたします。
※訪問診療の場合、施設同行して見学することができます。

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    書類選考

    1週間程度、お時間を頂いております。

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    面 接

    ご縁があれば、面接の日程を双方で確認。
    面接にご参加ください。

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    当日~1週間程度、結果通知までお時間を頂いております。

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